同級生(2018・1・9)



私は地元の田舎の高校を卒業しました。高校受験では遠方の進学校を受験し、もし合格すればそこに行っていたと思います。単純にいい学校に行けば幸せになれると信じていました。しかし、その後歳を重ねるにしたがって、世間でいういい学校を出た人やいい仕事に就いた人が必ずしも幸せではないと感じるようになりました。

50歳を超えてから同級生たちと飲み会や旅行をする機会が増えました。みんな子育てもひと段落し余裕が出てきたのでしょう。地元の同級生なので仕事やお金で見栄を張る必要もないし小学校や中学校からの共通の思い出もあるので、高校時代はそれほど言葉を交わしたことがなくとも他では決して味わえない楽しい時間を過ごせます。高校生の頃にはオジサンになるとこんな形の人生の楽しみがあるとは夢にも思っていませんでした。

同級生たちとワイワイやりながら進学校を目指して頑張っていたあの頃の自分のことをたまにふと思い出します。

トップページへ